富山県氷見市は、海から里山まで広がる豊かな自然と、「ひみ寒ぶり」「氷見牛」に代表される多彩な食の恵みを味わうことができるまちです。
市内にはいくつもの温泉が点在し、「海越しの立山連峰」を眺めながらゆっくりと温泉に入ることができるほか、藤子不二雄Ⓐ先生のキャラクターに会える商店街「まんがロード」など、たくさんの魅力が詰まっています。
今回は全国に誇る景観や文化を持つ、富山県氷見市の魅力についてご紹介します。
氷見市の地理・景観
出典:きときとひみどっとこむ
氷見市は、富山県の西北、能登半島の東側付け根部分に位置しています。
能越自動車道のインターチェンジとして氷見南IC・氷見IC・氷見北IC・灘浦ICがあり、石川県七尾市の七尾ICまで開通していることから、能登方面からのアクセスも良好です。
市内の海岸からは、富山湾に浮かぶようにそびえ立つ立山連峰を眺めることができます。
県の天然記念物にも指定されている「唐島」越しに見える立山連峰は、まさに圧巻の一言です。
特におすすめしたいのは、早朝5:30〜7:00頃に比美乃江公園から見える景色。
朝の冷え込みが強いために起こる気嵐と、ゆっくりと朝日がグラデーションしていく様子は、何度見ても心に響く絶景です。
海の幸・山の幸が味わえる食文化
出典:きときとひみどっとこむ
氷見漁港には、四季を通じて約150種以上の魚が水揚げされ、初夏の「マグロ」、冬の「ひみ寒ぶり」、広辞苑にも掲載されている「氷見鰯」が有名です。
海の幸だけではなく、山に入れば、タケノコや山菜、サツマイモ、自然薯といった多くの山の幸を味わうことができます。
また、氷見市稲積地区で生まれた「氷見稲積梅(ひみいなづみうめ)」は、小ぶりで果肉が厚く、梅干しや梅酒、梅ジュースなど多様な商品に加工され、全国に出荷されています。
2022年には、特定地域で作られる農林水産品のブランドを保護する国の制度「地理的表示(GI)保護制度」に「氷見稲積梅」も登録されました。
そのほかにもブランド牛である「氷見牛」、カップヌードルとコラボレーションして話題になった、氷見産煮干しを使用した「氷見カレー」、手延製法で作られる「氷見うどん」など様々な食文化が発展しています。
氷見市の代表的な特産品「ひみ寒ぶり」についての特集記事はこちら。
藤子不二雄Ⓐ先生ゆかりの土地
日本まんが界の巨匠であり、「忍者ハットリくん」「怪物くん」などの作品で知られる藤子不二雄Ⓐ先生は、氷見市出身です。
生家でもある「光禅寺」には、忍者ハットリくん・怪物くん・プロゴルファー猿・喪黒福造の石像が出迎えてくれます。
商店街近辺にある「氷見市潮風ギャラリー」では、藤子不二雄Ⓐ先生の原画や複製原画が展示されており、デジタルまんがスクリーンやワークショップなど、多彩なコンテンツを楽しむことができるファンの聖地です。
氷見市比美町から中央町にわたる商店街には、藤子不二雄Ⓐ先生のキャラクターモニュメントが並ぶ「まんがロード」があります。
また、藤子不二雄Ⓐ先生が富山湾の魚をモチーフにして作ったキャラクター「氷見のサカナ紳士録」のモニュメントも設置されています。
全部で8種16体が設置されており、近づくと内蔵されたセンサーが反応し、楽しく話しかけてくれますよ。
ぜひまちなみを散策しながら、各モニュメントを撮影して巡ってみてくださいね。
能登半島国定公園・氷見温泉郷
氷見市には海岸沿いを中心にいくつもの温泉が点在し、総じて「能登半島国定公園 氷見温泉郷」と呼ばれています。
切り傷・火傷・慢性皮膚病・慢性婦人病などに効能があり、泉質が塩化物泉のため「美人になる湯」としても有名です。
また海沿いの旅館では、温泉に浸かりながら雄大な立山連峰を眺めることができます。
氷見漁港で獲れた朝どれの新鮮な魚介類と、つるつると美肌になれる温泉。
日頃の疲れをゆっくり癒すには、ぴったりな温泉です。
まとめ
今回は、3分でわかる富山県氷見市の魅力についてご紹介しました。
そのほかの記事でも、地元民が紹介するおすすめランチや、個性豊かなレジャー・体験情報をまとめています。
日常を離れて、自然豊かな景観とおいしい食事でホッと一息つきたいとき。
ぜひ富山県氷見市を訪れてみてはいかがでしょうか?
雄大な自然や、豊かな食文化、特色あるまちの景観など、様々なまちの魅力があなたを出迎えてくれるでしょう。