自然と食材の宝庫「富山県」で、暮らすように旅してみませんか?

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みなさんは富山県についてどんなイメージをお持ちでしょうか?

本州のほぼ中央に位置する富山県は、世界的にも稀有な地形をしています。
県の東側には3,000m級の山々が連なる北アルプス、日本海に面した北側には水深約1,000mの富山湾があり、北アルプスに属する立山連峰から富山湾までの距離は、わずか数十kmというコンパクトさ。
海越しに望む立山連峰はダイナミックで、まさに圧巻です。

また、富山湾は「天然のいけす」と言われるほどの豊かな漁場で、日本海に分布する約800種類の魚のうち、約500種類が富山湾に生息していて、新鮮な海の幸にも恵まれています。

言い出したらキリがないほど富山の自然も食材も素晴らしいのですが、富山の魅力はまだまだたくさんあります。
そして、それは日常のそこかしこにあふれているのです

観光地を巡るだけの旅では見逃してしまうかもしれない富山の宝物たち。その宝物に出会えるツアーが誕生しました
誕生のきっかけや、具体的なツアー内容をご紹介します。

目次

「暮らすように旅するツアー造成研修」スタート

富山駅

一度富山を離れUターンした私は、富山の魅力を再発見して、富山って良いところだなぁと、日々、富山愛を深めているのですが、県外の人には、今ひとつ本来の魅力が伝わっていないと感じていました。

そんな折、富山ならではの日常や文化を体験してもらえるツアーを企画する研修が実施されることを知りました。
もっと多くの人に大好きな富山を、しかも、地元民だから知っているディープで等身大の富山を知ってもらえるチャンスだと思い、さっそく応募しました。

富山生まれ富山育ちの人、他県から嫁いで来た人、海外から来て定住した人、そして私のようにUターンした人など、いろいろな立場や環境で暮らす「富山が大好き」という富山在住の女性たちが集まり、2023年9月、「暮らすように旅するツアー造成研修」がスタートしました。
それぞれが語る富山に対する想いを聞きながら、面白いことが始まりそうで、ワクワクしました。

暮らすように旅する

私たちの想いやワクワクを、どうやって具体的に形にしていくのか、ツアーを通して何を伝えたいのか、どう地域と連携していくのかなど、実践的に学び、3チームに分かれて意見を出し合っていく中で、少しずつツアーのイメージが膨らんできました。
そうして3チームそれぞれがツアーを作り上げ、モニターツアーを実施することができました。

ツアー誕生!

おむすびランチ

今回の研修から誕生したツアーの一つ「富山の水を巡るまちなか散歩とおにぎりランチ体験」を、ご紹介したいと思います。

旅の拠点は富山駅。まずは、地域のコミニュティバス「まいどはや号」に乗って、最初の目的地を目指します。
「まいどはや」は、古い富山弁で「こんにちは!」「元気ですか?」という意味です。

バスに乗ること約25分。住民に親しまれ愛されている、いたち川からまちなか散歩が始まります。

富山市内をゆったりと流れる川沿いには、多くのお地蔵さまや仏像が大切に祀られています。
春の美しい桜や、夏の地蔵祭の灯籠流しなど、どの季節も訪れる人々を楽しませてくれます

いたち川沿い

不思議なことに、この川沿いには立山連峰の雪解け水の伏流水が、8カ所も湧き出しているのです。
ミネラルを豊富に含んだ湧水は、とても美味しく、水を汲みに来る人が絶えません。
降水量も降雪量も多い富山は、豊かな水に恵まれています

石倉町の延命地蔵

2008年に環境省の「平成の名水百選」にも選ばれた人気の湧水スポット、石倉町の延命地蔵でひと休みして、お水を飲みましょう。晴れた日には、この場所から立山連峰が良く見えます。
あの山々からの水が、今、ここに湧き出ていると思うと、自然の神秘を改めて感じるのではないでしょうか。

立山連峰

さて、ボトルにもお水をいただいた後は、日本一小さい神社にお参りし、おみくじを楽しむのも良し。

さらに商店街を進みます。富山市内の生産者が大切に育て、収穫された野菜が並ぶ、地元でも大人気の農産物販売所「地場もん屋」で富山ならではの食材を見て、旬を感じつつ、昼食用の食材を購入します。

富山の豊かな食材

もう少し散歩を楽しんでから、路面電車で、最後の目的地であるゲストハウス「MEBUKI HOUSE」へ移動します。
いろいろな鉄道が行き交う富山は、知る人ぞ知る鉄道王国でもあるのです。

湧水と地元の食材を使って昼食作りを楽しんだ後は、みんなで美味しい昼食を食べながら旅を振り返りましょう。

まとめ

海越しの立山連峰

今回ご紹介したのは一例ですが、富山を「暮らすように旅する」ツアーのアイデアが、どんどんわいて来ています。
ツアーを通して、リアルな富山に出会っていただけるはず。
ツアーを作りながら、自分たち自身が、また富山の魅力を再発見することができました。

2024年の元日、富山を含む北陸地方は大きな地震に見舞われました。
当たり前が決して当たり前ではないと、改めて感じました。
日々の生活がいかに大切でありがたいかを強く感じ、大事にしたいとより一層思っています。

私たちが大切にしている富山の日常の宝物に会いに来ていただけると、うれしいです。

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