誇り高き伝統と新しい文化が融合するまち、金沢

金沢市
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加賀百万石の城下町として栄えた石川県金沢市。
北陸新幹線開通によって首都圏からも身近な存在になり、北陸観光の中心的役割を担っています。

加賀藩政期の歴史を色濃く残しながら、交易や文化の拠点として、金沢市では独自の食文化や芸術が育まれてきました。
この記事では、歴史、グルメ、アートと見どころ満載な金沢市の魅力をご紹介します!

目次

栄華を誇った城下町を歴史散歩

金沢城

金沢市の歴史は1583年、前田利家の金沢城入城に始まります。まちを歩けば、加賀百万石の城下町としての繁栄ぶりをうかがわせるスポットがあちこちに点在しています。

金沢城公園

加賀藩のシンボルである金沢城跡につくられた公園。
2001年に、菱櫓(ひしやぐら)、五十間長屋(ごじっけんながや)、橋爪門続櫓(はしづめもんつづきやぐら)が復元されました。
外観の美しさはもちろんですが、当時の姿を忠実に再現した内部も必見!
玉泉院丸庭園で景色を楽しんだり、表情豊かな石垣めぐりもおすすめです。

兼六園

いわずと知れた金沢市の名所。日本三名園としても有名です。
四季折々の自然を楽しむことができ、なかでも冬に雪から木々を守るための「雪吊り」は金沢市を代表する風景のひとつ。
季節やイベントごとに、入園無料で夜のライトアップも楽しめます。

ひがし・にし・主計町(かずえまち)茶屋街

金沢市の茶屋文化を今に伝える三茶屋街。
かつて芸妓が客をもてなすお茶屋が軒を連ねていた街並みに、現代ではセレクトショップやカフェなどが多数出店しています。
茶屋様式の建物が立ち並ぶ情緒あふれる街並みを歩くだけでもタイムスリップした気分に。
金沢市随一のフォトスポットで、着物体験やショッピング、グルメを楽しんでみては?

長町武家屋敷跡界隈

加賀藩政期に武士が暮らしていた屋敷が立ち並ぶエリア。
伝統環境保存区域および景観地区に指定され、趣深い土塀や石畳の道が保存されています。
土塀を雪から守る「こも掛け」は、「雪吊り」とともに金沢の冬を象徴する景色。
繁華街の近くにありながら、ここだけ時が止まったかのような空間が広がり、当時の風情に思いを馳せながら散策を楽しめます。

“美意識”の精神が受け継がれる美食やアート

金沢21世紀美術館©金沢市

加賀藩の歴代藩主が大事にしてきた“美意識”。その精神は食や芸術の世界にも大きな影響を与えています。
料亭料理からお茶菓子まで、様々なジャンルで洗練された食文化。
豪華絢爛、加賀藩の栄華を物語るようなきらびやかな工芸品の数々。
現代にもその伝統を受け継ぎながら、金沢市は新しい文化、芸術の発信地にもなっています。
まち歩きと一緒に、グルメ巡り、アート探訪を楽しんでみてはいかがでしょうか?

近江町市場

海、山が近く、新鮮でバラエティー豊かな食材に恵まれた金沢市。
近江町市場は「市民の台所」として親しまれ、金沢市の食文化を体感できる大人気の観光スポットでもあります。
約180のお店が出店し、朝どれの魚介類や地物の野菜、果物を求める人でいつも活気にあふれる場内。
地元の新鮮な食材を使って職人が腕を振るう金沢グルメや食べ歩きグルメも見逃せません!

金沢駅(鼓門(つづみもん)、もてなしドーム)

金沢市の玄関口、JR金沢駅の兼六園口には、インパクト大の「鼓門」と「もてなしドーム」があります。
「駅を降りた人に傘を差し出すおもてなしの心」を表した「もてなしドーム」と、金沢市の伝統芸能である能楽の鼓をモチーフにした「鼓門」は、金沢らしさが溢れるデザインに。
金沢駅は世界で最も美しい駅14駅の1つにも選出され、建築・芸術的にも注目を集めるスポットです。

金沢21世紀美術館

「まちの広場」として金沢市のシンボルともなっている現代アート美術館。
「スイミング・プール」(レアンドロ・エルリッヒ作)がとくに有名で、全国各地から観光客が集まります。
「地域の伝統を未来につなげ、世界に開く美術館」として、伝統工芸をはじめとする金沢市の固有文化を世界に発信。
金沢市の過去、現在、未来の姿をアートの視点から体感できるスポットです。

まとめ

ひがし茶屋街

加賀百万石の時代から受け継がれてきた精神が現代にも息づいている金沢市。
伝統を大切にしながらも、常に新しい文化を発信し、進化し続けているまちです。

歴史、食、芸術、どれをとっても魅力的で見どころ満載ですが、主要な観光スポットがコンパクトにまとまっているのも城下町ならではの特徴。
ゆったりと歩いて散策してみたり、周遊バスを活用するのもおすすめです。

歴史の深さを感じながら洗練された新しさを発見するタイムトリップを、金沢市で楽しんでみてはいかがでしょうか?

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