旅人に出会いと交流を。「泊まれる図書館・寄処」

泊まれる図書館・寄処
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みなさんが“旅”に求めているものは何ですか?
歴史的建造物や地域ならではの観光名所巡り、グルメ、非日常体験、癒し…
旅の目的は様々ですが、地域や人との出会いを大事にしているという人も多いのではないでしょうか?

今回ご紹介する「泊まれる図書館・寄処(よすが)」は、年齢もバックボーンも関係なく、様々な人々の交流が生まれる場になるように、と運営されているゲストハウス。
そんな思いのもと、“泊まれる図書館”というちょっと変わった宿の形態をとっています。

旅人と地域をつなぐ宿「寄処」。その魅力をご紹介します!

目次

泊まれる図書館・寄処とは

学生と社会人と旅人が繋がれる宿

富山市にある「泊まれる図書館・寄処」は、富山県内の学生が運営するゲストハウス。
オーナーの中西祐樹さんは、富山大学在学中に起業し、募った仲間とともに古民家を改修して寄処をオープンしました。

寄処のコンセプトは、「学生と社会人と旅人が繋がれる宿」。

世代や立場を超えた交流から新たな価値観が生まれると考えている中西さんは、学生や地域の社会人、外国人が互いに交流を持つ機会が少ないことに危機感を感じていました。
様々な人が集まり、交流が生まれる場をつくりたいという思いが、ゲストハウスオープンへとつながったのです。

部屋は、和室ドミトリー(~4名)、洋室ドミトリー(~6名)、個室(~2名)の3部屋。
古民家の昔ながらの雰囲気を活かし、どこかほっとする空間が広がります。

共有スペースでは、大きなちゃぶ台を囲みながら話に花を咲かせたり、ボードゲームを楽しんだり。
そのとき偶然集った人々との一期一会の出会いを楽しんでみてはいかがでしょうか?

「図書館」が人と人、人とまちをつなぐ

図書館

寄処が“泊まれる図書館”となったのは2020年11月のこと。

2019年10月のオープンから間もなく、コロナ禍で宿泊客が激減し、大きな打撃を受けていた寄処。
県外、国外からの旅人を呼べないときだからこそ、もっと地域とつながり、地域に開かれた場所にしたいと、“泊まれる図書館”としてリニューアルすることになったのです。

寄処はオープン当初から、地域を巻き込んだイベントの開催など、交流の場を積極的に提供していました。
地域に開かれたコミュニティスペースとして新たに図書館ができたことで、より気軽に誰でも立ち寄れる場所へと生まれ変わったのです。

この図書館には、地域の人々や学生から提供された本がずらりと並びます。
自分では手に取らないような本を読んでみたり、本についてその場に居合わせた人と語り合ってみたり。

地域の人、学生、旅人の間で本の貸し借りが行われることで、寄処は本を通した新たな交流や気付きが生まれる場となっています。

まとめ

泊まれる図書館・寄処

旅人や地域の交流の場として開かれている、泊まれる図書館・寄処。

富山市内を走る路面電車・富山地鉄市内電車の諏訪川原駅から徒歩1分と好アクセスで、旅の拠点として利用するのもおすすめです。

“泊まれる図書館”と聞いて興味をひかれた本好きの方はもちろん、旅先での出会いや交流を大切にしている方、おばあちゃんの家に泊まりに来たような、ほっとする空間での宿泊体験を求めている方。
泊まれる図書館・寄処はどんな人にも開かれた宿です。

旅人、地元の人、学生…様々な立場を越えた交流が生まれるこの場所でのひとときを、ぜひ楽しんでみてください。

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