ゲストハウスゆかりを運営する大学生にインタビュー

ゲストハウスゆかり
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ゲストハウスゆかりは、都留文科大学の大学生が運営する宿泊施設です。
現役大学生が運営に携わるなんて、ちょっと珍しいですよね。

学業で忙しい大学生がなぜゲストハウスの運営をしているのでしょうか。

ここで働きたくなる理由があるのかも!?

今回はゲストハウスゆかりを運営する代表3名に、お話を聞いてみました!

目次

運営スタッフになったのはなぜ?

ゆかりを知ったきっかけ

ゲストハウスゆかりの部屋
ゲストハウスゆかりの部屋

ゲストハウスゆかりを知ったきっかけを教えてください。

(現代:現代表、次代:次期代表、次副:次期副代表)

次代:大学に入学したばかりの頃、友達に誘われてイベントに参加したことがきっかけです。ゲストハウスゆかりは宿泊業なんですが、地域の人や大学生を呼んで、よくイベントをやっているんですよ。それがとても楽しくて。

次副:僕も、新入生歓迎のご飯会イベントに参加したのが最初ですね。

現代:私も、ゆかり主催の町歩きイベントに参加したことが始まりです。

運営を選んだ理由

なぜ運営スタッフになろうと思ったのですか?

次代:その頃のゆかりはスタッフが足りなくて。このままだとイベントができなくなってしまうかも…と、当時のスタッフに打ち明けられたんです。新入生が繋がれるこの場が無くなるなんてもったいない!だったら自分が運営スタッフになろう、と思ったんですね。

副代:僕は自分の将来を見据えて経営側の視点で働いてみたい、という思いがありました。企業の管理職にならないとわからないことが、学生のうちから体験できる、というのが魅力かな、と。

現代:私は最初に参加したイベントで、都留についてもっと知りたいと思いました。大学に通うために山梨まで来たんだから、もっと地域の人達と関わりたいって。ゲストハウスゆかりにいたら、もっとこの土地の人達と繋がれるんじゃないかなって思ったんです。

運営の魅力は?

普段は出会えない人達との交流

ゲストハウスゆかりの庭で交流するゲスト
ゲストハウスゆかりの庭で交流するゲスト

実際に運営してみて、面白いなと思うことは?

次代:普段会えないタイプの人達に会えることですね。例えば日本全国を旅して回っている人や、鉄道の旅が好きな人が、ゆかりを常宿としてくれて。彼らが普段はどんな生活をしているのか、なぜ鉄道を好きになったのか、そんな話を聞けるのはとても楽しいです。

今代:自ら行こうと思った場所には、自分が期待する景色や人達がいますよね。でも、ゆかりで待っていると自分が予期しないタイプの人達が来てくれるんです。

経営を学ぶ楽しさ

次副:結構年代が上の人も多いんですよ。企業の偉い人に経営方法を教えてもらったりしています(笑)。普通の会社と違って、自分達で運営方法を決めていかないといけないでしょ?

会計はどこまでやるのか、渉外はどうするのか、内部マネジメントはどういうことをやるのか…たくさん話し合います。会社で実際にやっている方法を参考にして、良いと思った点を取り入れていったり。自分の案が上手くいった時は本当に嬉しいですよ。

人に出会う楽しさと、事業を営む面白さの両方を味わえるんですね。

今代:実際に経営しているわけですから、楽しいことばかりではなく上手くいかないことも多いです。ですが皆で試行錯誤してきた経験は、今後の人生のプラスになると思っています。

ゆかりのゲストについて

常連が惹かれるゆかりの魅力

ゲストとの夕食
ゲストとの夕食

どんなゲストが多いですか?

次代:40代~60代の男性が多いですね。常連さんも多いです。旅をしてる20代の人や、外国から来る人もいますよ。

常連になる人は、ゲストハウスゆかりのどこに惹かれていると思いますか?

副代:そうですね…。うちはゲストハウスなので、お客さんと一緒にごはんを食べたり食器を運んだりするんですけど。その時に「学生さんと話すと面白い」と言われたことがあります。

企業にお勤めの人ですか?

副代:はい。現役の学生と話すのはとても良い刺激になるそうです。考え方がまだ企業に染まってないらしくて。こちらも「資格は何取ったら良いんですか?」なんてアドバイスを求めたり。僕はそれで簿記の勉強を始めたんですよ。

これから就職する身としては大変ありがたいですね。

副代:学生相手だとリラックスできるみたいで、「社外の人と話すのは良いわー」なんて言われますよ(笑)

合格したらお祝いさせて、なんて言ってもらえて。スタッフ個人にも愛着を持って頂いてるなって感じます。

今代:ゲストハウスゆかりはクラウドファンディングで資金を集めたんですが、その時にゆかりを見つけて支援してくれた人が今も応援してくれています。運営スタッフが変わってもずっと応援してくれる人達に、本当に感謝しています。

大学生だから最高でも4年しか入れないんですね。皆さんは何年くらい運営をされているんですか?

現代:私はもうすぐ2年、あとの2人は1年生なのでまだ9ヵ月くらいです。

えっ、意外に短いんですね。てっきり2~3年目くらいかと思いました。

現代:ゆかりのスタッフ契約は1年なんです。1年経ったら更新するかどうかを決めます。私達は学生ですから、色んな経験をしてそれを次のことに活かしたい。自分達にとってもゆかりにとっても、常に循環していくことが大切だと思っています。

それも学生ならではの運営方法ですね。人が変わっても想いは引き継がれるからこそ、常宿として選ばれるのだと思います。

現代:はい。今の常連さんを大切にしつつ、より多くの人達にゆかりの良さを知って欲しいと思います。

こんなゲストも大歓迎!

ゲストハウスゆかりの共用スペース
ゲストハウスゆかりの共用スペース

ゆかりの未来に向けて、こんな人達に利用してほしい!という希望はありますか?

次代:今は男性のゲストが多いので、女性にも利用して欲しいですね。誰が来ても安心して過ごせる場所だということを知って頂きたいです。

次副:ドミトリー(相部屋タイプの宿泊施設)は、知らない人と同室になることもあるので、そのあたりが男性のゲストが多い理由だと思います。でも、ゆかりには個室もあるしアメニティも充実しているから。女性や友達同士の旅行でも使いやすいと思うんですよ。

現代:大学生が運営しているから、大学生が来やすいんじゃないかな。値段的にも使いやすいし。ゲストハウスが初めての人、旅慣れていない人、学生になってから初めて旅する人にとって、気負わず利用できる宿だと思います。社会人ゲストとも繋がれるし、より多くの学生に広まって欲しいな、と思います。

都留市の魅力

ゲストが来た場所を地図に入れてもらう
ゲストが来た場所を地図に入れてもらう

最後に、皆さんから見た都留市の魅力を教えてください。

現代:学生に優しい町です。こんなことをしたいな、と思ったらすぐに協力してくれて。

次代:イベントで流しそうめんをやろう!ってなった時に、竹はどうする?ってなったんです。市役所に相談したら、なんと竹を準備してくれたんですよ。地域の人達の協力は学生達にとって有難いことです。

次副:僕はもともと地域の関わりが少ない土地に住んでいたんです。それが普通だと思っていたんですけど、ここは学生に積極的に関わってくれる人が多いんです。防犯会みたいな地元のミーティングにも参加させてくれたり。でも学生扱いはせずに真剣に話を聞いて接してくれるんですよね。

現代:都留市は他県から来た人達に寛容な町だと思います。地元の人達の暖かい気持ちがわかるから、私達も一歩踏み出しやすい。ゲストハウスゆかりはずっと都留市の人達に支えられています。

まとめ

ゲストハウスゆかりは、良い宿を作るために日々勉強し、努力している次期社会人が運営する宿でした。
初めて訪れるゲスト達も、運営スタッフ達の細やかな配慮と暖かいおもてなしにリラックスできることでしょう。
皆さんもぜひ泊まりに来てくださいね!

施設については「出会いを楽しむ旅の拠点!ゲストハウスゆかり~大学生が運営する宿~」もご覧ください。

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