こんにちは、旅行とおいしいものが大好きなライターのHiyummy(ヒヤミー)です。
京都府南丹市にある「京都ミヤマシキテイ」は四方を山に囲まれ、すぐ目の前には大きな川が横たわる、一棟貸しの別荘です。
一日一組限定で貸し出しており、川のせせらぎが聞こえるほど静かな場所にあります。
特別なプライベート空間で過ごしながら、自然とのふれあいや地元住民との交流を通して”田舎暮らし”を体験できる京都ミヤマシキテイ。
この施設には、いったいどのような想いが込められているのでしょうか?
「誰もが訪れることのできる田舎」を京都に作る
田舎への憧れ
京都ミヤマシキテイは、シンリゾートシステム株式会社の代表が、子供時代に抱いた「帰省先の”田舎”がある友人たちが羨ましい」という想いから生まれた施設です。
田舎が欲しいと泣く我が子のために、両親が連れて行ってくれた海辺の民宿。
その時の嬉しい思い出が、京都ミヤマシキテイの原点となっています。
ロケーションへのこだわり
京都市内の都会的な喧騒から離れ、川のせせらぎや虫の声が聞こえる静かな環境は、どこか懐かしさを感じます。
田舎に憧れた代表が、貸別荘を建てる上で何よりもこだわったのは「ロケーション」。
良い立地が無いか探し回っていた時に見つけたのが、田舎の原風景が広がる里山の中に佇む建物、築150年以上保存されてきた古民家でした。
かつてレストランとして利用されていた建物を買い取り、宿泊施設へ改装することを決意。地元のリフォーム会社に依頼して貸別荘として再スタートさせたのです。
それまでの茅葺き屋根を鉄板へと大胆に張り替え、内装も主屋の屋根や土間などといった原型を保ちながら、使いやすく広々としたダイニングやキッチンへ。
古風な外観はそのままに、写真映えするような洗練されたデザインを施した内装…田舎のゆったりとした空気感を味わいつつも、快適な空間が広がります。
京都ミヤマシキテイ開店までの道のり
コロナ渦ではじまった開店準備
京都ミヤマシキテイのオープンに向けた準備は、新型コロナ感染症が流行し始めた時期に始まりました。
感染予防のため3〜4名と少人数で施設の設備を整え始めたものの、物資の流通がうまくいかず、火災報知器などの資材が届かないというトラブルもあったとか。
とにかく大変な時期に始まった京都ミヤマシキテイの準備でした。
地域との繋がりを大切に
シンリゾートシステム株式会社の本社は大阪府にあるのですが、貸別荘のリフォームや管理については地元の業者に任せたい、というのが、代表の強い意向でした。
地元に還元することを理想とする代表及びスタッフ一同が業者を探した結果、なんと以前に古民家の建築に携わった業者さん親子と繋がることができたのです。
京都ミヤマシキテイには主屋と離れがあるのですが、離れは約30〜40年前に建築されたもので、その建築に関わっていたのがお父様、今回のリフォームをお願いしたのが息子様。親子2代にわたり建築に携わってもらうことに。
その業者親子を紹介してくれたのが、古民家のお向かいに住む住民の方。
何とも頼もしい地元パワーに支えられ、京都ミヤマシキテイは無事に開店準備を進めることができたのです。
ゲストに向けて
四季折々の景色を楽しむ
シンリゾートシステム株式会社が運営する貸別荘 四季亭は、現在、京都ミヤマシキテイと滋賀県の奥琵琶湖 四季亭、和歌山県の熊野 四季亭の3棟です。
京都ミヤマシキテイも他の2棟の四季亭も、とにかくロケーションにこだわった立地なので、季節や時間帯で変わる景色を思う存分楽しんで欲しいとのこと。
特別な日の集まりに
四季亭では、色々な目的を持ったお客様を迎え入れ、時にはまったりと田舎での時間を過ごしてもらい、時には盛大に還暦や誕生日など親族のお祝い事をお手伝いしてきました。
熊野 四季亭では、管理人さんの娘さん家族が結婚式を挙げるなど、親族の特別な集まりにも利用されています。
京都ミヤマシキテイでも結婚式やお誕生日会で利用して欲しい。
特別な日にたくさんの思い出を作ってもらうことを、スタッフ一同楽しみにしているようです。
昔ながらのアットホームな雰囲気の京都ミヤマシキテイで、大切な人達との時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?