はじめまして、旅行とおいしいものが大好きなライターのHiyummy(ヒヤミー)です!
突然ですが、京都の伝統野菜である京野菜をご存知ですか?
葉っぱが青々とした九条ネギやまん丸の賀茂なすなど、どこかで見聞きしたことがある方も多いはず。
今回はそんな京野菜のひとつ、『丹波黒豆』についてご紹介します。
南丹市の特産物
京都市内から車でおよそ1時間半。
南丹市は、昔ながらの茅葺き屋根の家が現存し、豊かな自然が広がる里山です。
このあたりの土は粘土質で栄養分が豊富。
土壌が豆や栗などの栽培に適していることから、「丹波黒豆」や枝豆のように食べやすく品種改良された「紫ずきん」、「丹波松茸」、「丹波栗」など、秋から冬にかけて旬を迎える食材が揃います。
丹波の黒豆の特徴
丹波の名がつく品の中でも、黒豆は特に有名な生産品です。
黒豆といえば、お正月のおせち料理のツヤツヤとした煮豆のイメージがありますが、おかきにアクセントとして入っていたり、黒豆茶として飲むこともできますよね。
京都の黒豆・新丹波黒大豆は大粒でシワがなく、煮炊きしても形崩れしないのが特徴です。 (中略)おそらく江戸時代頃からこの地で栽培されてきたのであろうといわれています。
JAグループ京都 京のブランド産品 京都府産黒大豆 新丹波黒
さらに黒大豆には、抗酸化作用による視力回復や美肌効果が期待されるポリフェノールの一種「アントシアニン」や、疲労回復や脂肪燃焼の効果が期待されるビタミンB1・B2が含まれています。
食物繊維やたんぱく質なども含まれており、ローカロリーで栄養豊富であるため、ダイエット食品としても人気だそう!
名水が流れる土地、南丹市で黒豆料理を堪能しよう!
実は京都は水が綺麗で水質もやわらかく、井戸から汲んで料理やお風呂に利用している家庭も少なくないこと、ご存知でしたか?
京都府で唯一、国から水の郷百選として選ばれる、由良川の湧水。
由良川の上流に位置する南丹市美里町では、普段のお料理はもちろん、黒豆の栽培やそれを用いた湯葉作りも、このミネラル豊富な水を利用して行われています。
丹波里山レストランBonchiで丹波黒豆料理を味わう
また、同じく京都府南丹市内、京丹波町にある「丹波里山レストランBonchi」では、地元の旬の食材を使った丹波黒豆料理を堪能することができます!
黒豆ごはん、黒豆味噌の味噌汁、茶碗蒸しなど、黒豆を用いた料理が盛りだくさん。
名水で作られた瑞々しい野菜に、ふっくらと炊かれた黒豆入りのごはん。
里山の美しい風景を眺めながら、おいしい黒豆料理に舌鼓……。
丹波里山レストランBonchi(道の駅 京丹波 味夢の里)
京都府船井郡京丹波町曽根深シノ65番地1
京都一の傳で「黒豆ミルクジャム」をお取り寄せ
また、2021年には西京漬の専門店「株式会社 京都一の傳」から、パンの友「黒豆ミルクジャム」も登場。
焼きたてのパンに、香ばしい黒豆が香るあま〜いミルクジャム。
ちょっと贅沢な朝ごはんにピッタリ、お土産として渡しても喜ばれそう。
期間限定の秋の味覚「丹波黒豆枝豆」
豆が完熟する前に摘み取られたものを、「丹波黒豆枝豆」というそうです。
旬の時期がかなり短く、業者によって販売時期は異なりますが、おおよそ10月初旬の発売解禁から1ヶ月間のみ出荷されています。
塩茹ですると、一般的な枝豆よりも大粒で甘味が強く、ほっくりとした食感。
販売期間が短いため手に入れるのは難しそうですが、都内のアンテナショップに入荷されることも。
筆者の周りには毎年食べているというファンもいるほどの隠れた名品です!
ちなみに筆者自身はまだその味に辿り着けたことがありません…いつか食べてみたい、ほくほくの黒豆枝豆!
通販でも楽しめる丹波の黒豆
かつては何日も歩いて徳川将軍に献上されたという丹波の黒豆。
今では現地へ向かって口にすることはもちろん、通販を利用して自宅で楽しむことも可能。
その美味しさもさることながら、栄養豊富なため戦国時代は非常食としても用いられていた黒豆。現在ではごはんのお供からスイーツまで、あらゆる展開を見せています。
近年注目されている「ふるさと納税」の返礼品として出品されているものもあるため、地域を応援しながら、美味しい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?